改めて合宿を振り返ってみて・・。
KECゼミナールの勉強合宿は名物行事です。今回の夏期合宿は総勢532名の生徒が参加しました。3泊4日、その名の通り、「勉強」合宿です。
親元を離れ、いつもと異なる環境。10教室の生徒が集まる中、テストも授業も知らない生徒も多い空間で、正に入試本番の緊張感。朝~晩まで、ぎっちり詰まった勉強カリキュラム。食事や宿泊部屋での友との交わり。リアル入試を経た、リアルな合格発表。保護者からの愛情一杯の手紙。などなど、様々な内容が詰まった合宿でした。この合宿の良さは、様々ではあるものの、改めて生徒の様子、終わってからの作文を読むに、最大のポイントは「己と真正面から向き合えること」なのだと思います。大人でも、己と向き合うことはなかなかしんどいことです。ましてや経験が浅い小学生、中学生ですから、日頃、常に己と向き合うのは難しいものです。この合宿という環境だからこそ味わえることなのだと思います。今回の合宿でもたくさんの生徒が成長してくれていて、嬉しく思っております。この成長を遂げられたのも、保護者さまのご理解と応援があったからこそです。感謝申し上げます。生徒も、保護者さまからの愛情一杯のお手紙を読み、想像以上に感動していました。皆泣いていました。その手紙を愛おしそうに胸に抱き、号涙している生徒もいました。あの姿は忘れません。最大の理解者である保護者さまの存在が大きく、心強く感じられたことだと思います。そんな素直な気持ちになれた生徒のみんな、これからもくじけること、壁にぶつかることもあるかと思いますが、きっと乗り越えてくれます。10年・20年先にも続く自信を育てたい一心で日々、指導しております。これからも精一杯サポートいたします。
今回は、リアルな子どもの気持ちが伝わればと思っています。各学年1名ずつではありますが、合宿作文を紹介させていただきます。今回は、文章ばかり続くブログとなりますが、内容は最高です。ぜひ、最後までご覧ください。
【中3】
僕は、四日間の合宿を終えて、人は本当に集中するとすごいなあと思いました。合宿中の真剣な雰囲気に影響されてか、僕も自然と集中していました。一日目の最後の授業を終えたあと、「もう一日目が終わるのか」と思うほど、時間が短く感じました。二日目も同様でした。三日目はリアル入試の発表でした。受かっていませんでした。悔しかったです。四日目はリアル入試の結果もあってか、さらに強い気持ちで取り組みました。この四日間で勉強は嫌いなままだけど、たくさん学べました。特に、ほぼ毎日会う母、姉のいない四日間の中での不安。そして久しぶりに会ったときの安心。いつも世話になっているのだと強く実感しました。そんな母、姉を志望校高校合格することで、喜ばせたいと思いました。
~能勢より~
冒頭で書いたように、正に「己と向き合った」四日間であったのでしょう。また、家族の存在の大きさの実感ですごいですね。作文の中の、「久しぶりに会ったときの安心」という内容。これだけで、なんか泣けてきます。私ごとですが、12歳で親元を離れ、中学生から寮生活をしていたゆえ、この気持ち、よくわかります・・。
あなたのお母さんは世界中の誰よりもあなたのことを想っています。お姉さんも。大切にしてください。3月、必ず合格して、恩返ししような。
【中2】
合宿が近づいてくるほど緊張してきて、前日は緊張しすぎて眠れませんでした。当日、バスの中でも勉強して、そしてリアル入試。手が震えながらも、今まで勉強してきたことを思い出して頑張りました。二日目、授業も多く、集中するのが大変でした。しかし、先生が熱い授業をして下さったし、これを乗り越えれば差をつけることができると思ったので頑張ることができました。でも、前日のリアル入試が思うようにいかなかったので落ちこんでいて、翌日になっても気持ちが切りかえられないままでした。しかし、「切りかえや」って言われたので、このままやったら、せっかく合宿に来たのに良い思い出ができないと思ったので切りかえました。三日目の合格発表。落ちていると思っていたので会場に行きたくありませんでした。行ったら番号を見つけて絶叫!!泣きまくりました。うれしかったです。私の番号を見つけたのは初めてだったので感動しました。四日目の閉会式。ランキングは総合二位でした。科目ごとでは数学も社会も二位。全部、一位は取れませんでした。悔しすぎて泣きました。うれしかったのも少しはあったけど、悔しい気持ちの方が大きかったです。立ち直れそうになかったけど、二日目に「切りかえることの大切さ」を学んだので切りかえて次に進もうと思います。これからも合宿で学んだ色々なことを生かして頑張っていきたいと思います。
~能勢より~
中2にして、物凄い意気込みと準備をしてこの合宿に挑んでくれました。そして、本当に成長してくれた。その成長が何よりも嬉しいです。最後に書かれていた合宿で学んだことを生かすということ、合宿以降、しっかり実行してくれています。立派です。大切なのは「過去の自分を超えること」です。努力しても結果が伴わないこともある。それも大切な経験。それを乗り越えるから成長できる。あなたなら大丈夫です。悔しかった気持ち、誰よりもわかっているつもりです。閉会式の後に話したこと覚えているかな?
【小6】
ぼくは、この合宿で合格まではまだ遠いと思いました。今回のリアル入試は合格したけれど、ぎりぎりの点数でした。特に社会の点数が悪かったです。この合宿で、社会の勉強をどの科目よりも多くやらないといけないことがわかりました。得意の算数もさらに磨きをかけられるようにがんばります。リアル入試では、ライバルの存在を実感しました。今のままでは足りないです。自分よりも上の存在を知り、さらにがんばる覚悟ができました。これから、勉強時間をさらに増やし、わからない問題はすぐに先生に相談し、苦手をなくしていきたいです。一秒、一秒を大切にしていきます。
~能勢より~
この合宿で気付けることの一つとしてライバルの存在の実感があります。日頃は教室での学び。各志望校の受験者数を考えたら当然少ないものです。総勢523名の規模だからこそ気付ける日頃見えないライバルの存在。その存在を「実感」できたことは大きな経験だと思います。小5で参加したときのリアル入試は不合格だった。今回の合格は、この1年での成長を物語っています。しかし、その喜びに浸るどころか、己に厳しくこれからの戦いを覚悟していることが、さらなる成長です。絶対に合格しよう!
【小5】
最初に受けたリアル入試はむずかしかったです。結果も良くなかったです。この結果を受け、ただ勉強しているだけで、努力が足りないことを実感し、とてもくやしい気持ちになりかした。そんな時、先生が「努力をしていることは分かっているから、解き直しと質問を大切にしていこう」と言ってくれました。だから、これからは、わからないことがあったら積極的に質問し、日々、解き直しを実行していきます。来年の夏期合宿には、ランキングで総合十位までに入るようにがんばりたいし、先生やいつも応援してくれる親への感謝を結果で返せるようにがんばります。
~能勢より~
小5で参加して意味、本当に大きかったと思います。合宿参加後、質問もしにきてくれたね。「有言実行」や。お母さまが日頃、あなたに常に仰っていることでしょう。この合宿で自ら気付け、自らの意思で動けるようになったこと、素晴らしいことです。勉強の王道は正に「解き直しと質問」です。「昨日の自分を超える」ことが大切なのです。これはKEC宣言にも掲げていることです。先生も精一杯指導していきます。頑張ろうね。
------------------------------------------------
「自分で考え行動できる力を養うKECゼミナールの
2学期日曜スクール生徒募集中!」
奈良の学習塾・進学塾 KECゼミナール 郡山教室
〒639-1007 奈良県大和郡山市南郡山212-5 番條屋ビル
TEL : 0743-55-1915
------------------------------------------------